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和室から洋室へのリフォーム費用|畳・押入れ改修の相場と注意点

費用相場2026.07.27

和室から洋室へのリフォーム費用|畳・押入れ改修の相場と注意点

「使わなくなった和室を、もっと使いやすい洋室にしたい」「畳や押入れが暮らし方に合わなくなってきた」——そんなお悩みはありませんか?和室から洋室へのリフォームは、床の張り替えだけでなく壁や建具、押入れの改修まで含めると費用も工事範囲も大きく変わります。この記事では、和室を洋室化するリフォームの費用相場、押入れをクローゼットにする方法、失敗しないための注意点までわかりやすく解説します。

和室から洋室へのリフォームでできること

畳とフローリングの床材の質感を比較したディテール

和室を洋室に変えるリフォームと聞くと、多くの方が「畳をフローリングに張り替えること」をイメージされます。しかし実際には、部屋全体の印象や使い勝手を左右する要素は床だけではありません。工事範囲を整理しておくと、予算とイメージのズレを防ぎやすくなります。

洋室化で見直せる主な箇所

  • 床: 畳からフローリングやクッションフロアへ変更
  • 壁・天井: 砂壁・繊維壁からクロス(壁紙)仕上げへ変更
  • 建具: 襖や障子を洋風の扉や引き戸へ交換
  • 押入れ: 布団収納からクローゼットへ改修
  • 段差: 敷居や畳寄せの段差を解消しバリアフリー化
  • 電気設備: コンセントの増設、照明を洋室向けに変更

どこまで手を入れるかで費用は大きく変わります。「床だけ」「床と壁」「部屋まるごと」の3段階で考えると、予算計画が立てやすくなります。

工事範囲別の費用相場

リフォーム会社と施主が間取り図を見ながら相談する手元

和室から洋室へのリフォーム費用は、部屋の広さ、床下地の状態、壁の仕上げ方法、建具、収納の造作、電気工事の有無によって大きく変動します。ここでは6畳程度の和室を想定した一般的な目安を紹介します。あくまで参考幅としてご覧ください。

工事内容費用の目安(6畳程度)
畳からフローリングへの張り替えのみ約8万円〜20万円程度
床+壁・天井のクロス張り替え約15万円〜35万円程度
床・壁・天井+襖や障子の建具交換約25万円〜50万円程度
押入れのクローゼット化を追加約10万円〜30万円程度を加算
部屋まるごと洋室化(段差解消・電気工事含む)約40万円〜80万円程度

床の下地工事に注意

畳とフローリングでは下地の高さや構成が異なります。畳はある程度の厚みがあるため、単純に取り除いてフローリングを張ると床が下がってしまい、隣室との間に段差が生じます。そのため、下地の高さ調整や補強が必要になることが一般的です。

また、和室は畳が持っていた断熱性・防音性が失われるため、フローリング化に合わせて断熱材や防音材を入れる工事を検討すると快適さを保てます。こうした下地工事の有無が、費用の幅が大きくなる主な理由です。

壁の仕上げ方法で変わる費用

砂壁や繊維壁の上からそのままクロスを張れないケースもあり、下地処理やベニヤ板の下地張りが必要になることがあります。既存の壁の状態によって手間が変わるため、現地調査で確認してもらうことが大切です。

押入れをクローゼットにするリフォーム

ハンガーパイプと可動棚を備えたクローゼットの内部

和室の押入れは、布団を収納することを前提に「中段」と「枕棚」で構成されているのが一般的です。しかし、洋服やハンガー収納が中心の暮らしでは、この構成が使いにくいと感じる方も少なくありません。

クローゼット化のメリット

  • ハンガーパイプを設けて衣類を掛けて収納できる
  • 可動棚(高さを変えられる棚)で収納物に合わせて調整できる
  • 襖を開き戸や折れ戸に変えると出し入れがしやすい
  • 部屋全体を洋室に統一した際の見た目がまとまる

押入れをクローゼットにするリフォームは、内部の造作(棚やパイプの設置)、建具の交換、内装の仕上げをどこまで行うかで費用が変わります。中段を撤去してハンガーパイプと可動棚を設ける基本的な工事であれば、約10万円〜30万円程度が目安です。

ウォークインにしたい場合

収納量をさらに増やしたい場合は、押入れと隣接するスペースをつなげてウォークインクローゼットにする方法もあります。ただし壁の撤去や補強が必要になり費用も上がるため、間取りと構造の確認が欠かせません。

集合住宅で洋室化する際の注意点

マンションなどの集合住宅で和室をフローリングに変える場合、戸建てとは違う制約があります。工事を始めてから「規約違反だった」とならないよう、事前確認が非常に重要です。

  • 遮音等級: 管理規約で床材の遮音等級(L値など)が指定されていることが多く、指定を満たす床材を選ぶ必要があります
  • 管理規約の確認: フローリングへの変更自体が制限されている物件もあります
  • 工事申請: 着工前に管理組合への申請・承認が必要な場合があります
  • 共用部分: 窓やベランダ側の建具など、共用部分にあたる部分は勝手に変更できません

これらは物件ごとに大きく異なるため、リフォーム会社と一緒に管理規約を確認しながら進めると安心です。

使える補助金・制度について

和室から洋室へのリフォームでも、内容によっては補助金や減税制度の対象になる場合があります。特に段差解消や手すり設置などのバリアフリー工事、断熱性能を高める工事は支援の対象になりやすい分野です。

制度の種類対象になりやすい工事の例
介護保険の住宅改修(全国共通)段差解消、手すり設置などのバリアフリー化
省エネ・断熱関連の支援制度床や壁の断熱改修を伴う工事
自治体独自のリフォーム助成地域の要件を満たす住宅改修

介護保険の住宅改修は要介護・要支援の認定など一定の条件があり、断熱関連の支援制度も年度によって内容や予算枠が変わります。補助金や助成の要件・金額・期限は自治体や年度により異なるため、最新情報は各制度の公式サイトや自治体の窓口で必ずご確認ください。ここで挙げた金額や制度はあくまで一般的な例としてお考えください。

リフォームを成功させるためのポイント

洋室化されたリビングでくつろぐ暮らしの様子

和室から洋室への変更は、見た目の変化が大きい分、仕上がりの満足度を左右する要素も多くあります。後悔しないために、次の点を意識しておきましょう。

1. 暮らし方に合わせて工事範囲を決める

「とりあえず洋室に」ではなく、寝室にするのか、子ども部屋にするのか、収納をどう使うのかを具体的にイメージすると、必要な工事が見えてきます。用途が決まれば、床材や収納の仕様も選びやすくなります。

2. 隣室とのつながりを考える

和室だけを洋室化すると、隣の部屋や廊下との段差・見た目の違いが気になることがあります。床の高さや建具のデザインを周囲と合わせると、統一感のある仕上がりになります。

3. 現地調査を丁寧に行う会社を選ぶ

床下地の状態や壁の下地は、実際に見てみないとわからない部分が多くあります。現地をしっかり確認し、追加費用が発生しうる条件まで説明してくれるリフォーム会社を選ぶことが、予算オーバーを防ぐ近道です。

4. 複数社で見積もりを比較する

同じ「洋室化」でも、下地補強や断熱材の有無、収納造作の仕様によって金額は変わります。1社だけで判断せず、複数のリフォーム会社から見積もりを取り、工事内容と金額の内訳を比べることが大切です。

よくある質問

和室を洋室にする費用はどのくらいですか?

畳からフローリングへの張り替えのみなら約8万円〜20万円程度、床と壁・天井のクロスまで行うと約15万円〜35万円程度、部屋まるごと洋室化する場合は約40万円〜80万円程度が目安です。

押入れをクローゼットにもできますか?

可能です。費用は約10万円〜30万円程度が加算されるのが目安です。中段や枕棚の撤去、ハンガーパイプや棚の設置、扉の交換などの内容によって変わります。

工事中は部屋を使えませんか?

工事範囲にもよりますが、その部屋は使えない期間が生じます。床のみの張り替えであれば数日、壁・天井や建具まで含めると1週間前後かかることが一般的です。家具の移動先も含めて事前に相談しておきましょう。

マンションでも和室を洋室にできますか?

できますが、管理規約で床材の遮音等級が指定されていることが多く、指定を満たすフローリングを選ぶ必要があります。工事前の届出が必要な場合もあるため、管理組合への確認は必須です。

洋室化すると部屋が寒くなりませんか?

畳は断熱性があるため、フローリングにすると足元が冷たく感じられることがあります。断熱材を入れる、床暖房を検討する、厚みのある床材を選ぶといった対策があります。

まとめ

和室から洋室へのリフォームは、畳からフローリングへの変更だけでなく、壁・天井、襖や障子、押入れ、段差、電気設備まで含めて考えることで、暮らしやすさが大きく向上します。費用は工事範囲によって数万円から数十万円まで幅があり、下地補強や断熱・防音対策、集合住宅の遮音規定などの条件で変動します。押入れをクローゼット化する場合は、ハンガーパイプや可動棚を取り入れると衣類中心の暮らしに合わせやすくなります。まずは用途を明確にし、信頼できるリフォーム会社にしっかり現地を見てもらったうえで、複数社の見積もりを比較して計画を立てましょう。

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