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床暖房リフォームの費用は?電気式と温水式を徹底比較

費用相場2026.07.17

床暖房リフォームの費用は?電気式と温水式を徹底比較

「冬の底冷えをどうにかしたい」「床暖房を後付けしたいけれど費用がわからない」——そんなお悩みはありませんか?床暖房には大きく分けて電気式と温水式があり、初期費用もランニングコストも仕組みも異なります。この記事では、方式ごとの費用相場や工期、後悔しないための確認ポイント、活用できる補助金までをわかりやすく整理します。

床暖房リフォームの基礎知識|電気式と温水式の違い

床材の下に設置された床暖房パネルのディテール

床暖房は足元から部屋全体をやわらかく暖める暖房方式で、空気を汚さず、風で埃が舞いにくいのが特徴です。まずは大きな2つの方式の違いを押さえておきましょう。

温水式床暖房

温水式は、床下に敷いた配管やマットに温水を循環させて暖める方式です。お湯をつくる熱源には、ヒートポンプ(空気の熱を利用する電気式)、ガス、石油などがあります。立ち上がりに少し時間がかかるものの、広い面積や複数の部屋、長時間の使用に向く傾向があります。

電気ヒーター式床暖房

電気ヒーター式は、床材の下に設置した発熱体に電気を通して暖める方式です。熱源機が不要でシンプルなため、洗面所や脱衣所、6畳前後のリビングの一角など、部分的な設置に向いています。一方で、広い面積で長時間使う場合は、必要な電気容量やランニングコストを事前に確認しておくことが大切です。

比較項目温水式電気ヒーター式
暖める仕組み床下配管に温水を循環床下の発熱体で加熱
向いている使い方広い面積・複数室・長時間部分設置・短時間
熱源機必要(ヒートポンプ・ガス等)不要
初期費用の傾向高めになりやすい抑えやすい
立ち上がりの速さやや時間がかかる比較的速い

床暖房リフォームの費用相場を方式別に解説

リフォーム会社と施主が床暖房プランを相談する手元

床暖房リフォームの費用は、方式・施工面積・床材・既存床の撤去有無・熱源機・電気やガスの工事内容によって大きく変わります。ここでは目安としての費用感を整理します。実際の金額は住まいの状況や仕様で変動するため、必ず現地調査のうえで見積もりを取りましょう。

施工面積・方式別の費用目安

条件電気ヒーター式温水式
6畳程度(1室)約20万〜40万円程度約40万〜70万円程度
10〜12畳程度(1室)約35万〜60万円程度約50万〜90万円程度
熱源機・室外機など基本的に不要約20万〜50万円程度が別途

温水式は熱源機(ヒートポンプやガス給湯暖房機)の費用が加わるため、初期費用は高くなりやすい傾向があります。一方で広い面積を効率よく暖められるため、リビングなど大空間で長時間使う場合には選ばれることが多い方式です。

費用が上がりやすいケース

  • 既存の床を解体・撤去してから施工する場合
  • フローリングを床暖房対応の床材へ張り替える場合
  • 電気容量の増設やガス配管の新設が必要な場合
  • 複数の部屋にまとめて導入する場合

逆に、既存の床の上に薄いパネルを重ねて仕上げる方式であれば、解体費を抑えられ、費用と工期の両面でメリットがあります。

電気式・温水式のランニングコストを比較

床暖房は「初期費用」と「ランニングコスト(毎月の光熱費)」を分けて比較することが重要です。初期費用が安くても、長時間・広範囲で使うとランニングコストがかさむ場合があるためです。

  • 電気ヒーター式:設備がシンプルで初期費用を抑えやすい一方、広い面積を長時間使うと電気代が高くなりやすい傾向があります。
  • 温水式(ヒートポンプ):少ないエネルギーで効率よく熱をつくれるため、広い面積・長時間使用ではランニングコストを抑えやすい傾向があります。
  • 温水式(ガス):立ち上がりが速く快適性が高い一方、ガス料金プランによって費用感が変わります。

「1日にどれくらいの時間」「どの部屋を」「どの季節に」使うかによって、最適な方式は変わります。使い方をイメージしたうえで、初期費用と光熱費の合計で比較検討しましょう。

使い方のイメージ向いている方式
脱衣所や書斎など部分的に短時間電気ヒーター式
リビングを毎日長時間温水式(ヒートポンプ)
速く暖めたい・快適性重視温水式(ガス)

床暖房の施工方法と工期の目安

床暖房設置工事中の職人の手元と床下地

床暖房の施工方法は、大きく分けて「既存の床の上に重ねる方式」と「床を解体して下地から施工する本格工事」があります。

既存床の上に重ねる方式

既存のフローリングの上に薄い床暖房パネルと仕上げ材を重ねる方法です。解体が少ないため、1室あたり1〜2日程度で設置できる例もあります。ただし床の高さが数ミリ〜十数ミリ上がるため、ドアの開閉や段差への配慮が必要です。

床を解体する本格工事

既存の床材や下地を撤去し、断熱材や床暖房、仕上げ材を新たに施工する方法です。床の高さを揃えやすく、断熱性能を高めやすい一方、工期は数日〜1週間程度と長めになり、費用も上がります。

実際の工期は、床下地の状態、選ぶ熱源、部屋数、仕上げ材によって変わります。家具の移動や生活動線への影響も含め、事前にリフォーム会社と工程を確認しておくと安心です。

床暖房リフォーム前に確認すべきポイント

段差やドアの高さを確認する床のディテール

床暖房リフォームで後悔しないために、契約前に次の点を確認しておきましょう。

  • 床高さ・段差:重ね張りで床が上がると、ドアや敷居との段差が生じることがあります。
  • ドアの開閉:床が上がった分、扉が擦らないか事前に確認します。
  • 対応床材:床暖房に対応した床材かどうかで、仕上がりや耐久性が変わります。
  • 断熱性能:床下や窓の断熱が不十分だと、暖房効率が下がり光熱費がかさみます。
  • 家具の配置:大型家具の下は熱がこもりやすいため、レイアウトを踏まえた設置範囲の検討が必要です。
  • 電気容量:電気式や電気ヒートポンプでは、分電盤の容量や増設の要否を確認します。
  • 熱源機・配管経路:温水式は熱源機の置き場所や配管ルートを事前に検討します。
  • 将来の点検性:故障時のメンテナンスや点検のしやすさも考慮しておくと安心です。

これらは現地調査で確認すべき項目です。図面だけで判断せず、実際の住まいを見てもらったうえで提案を受けましょう。

床暖房リフォームで使える補助金・減税制度

床暖房リフォームは、断熱改修や高効率設備の導入とあわせて行うことで、補助金や減税制度の対象となる場合があります。代表的な考え方を整理します。

  • 国の省エネ・断熱リフォーム関連の補助制度:住宅の省エネ性能を高める改修を対象に、全国共通で実施される補助制度がある年度があります。窓や断熱と一体で行うと対象になりやすい傾向があります。
  • 自治体独自の補助金:住宅リフォームや省エネ設備の導入に対し、市区町村が独自に補助を設けている場合があります。金額や条件は地域ごとに大きく異なります。
  • 減税制度:一定の省エネ改修などで所得税や固定資産税の軽減が受けられる制度が用意されている場合があります。

これらの制度は、年度によって内容・金額・申請期限が変わることがあります。ここで挙げた内容はあくまで一般的な例であり、実際の適用可否や最新の条件は、各制度の公式サイトやお住まいの自治体窓口で必ずご確認ください。申請には工事前の手続きや対象要件があるケースも多いため、リフォーム会社に相談しながら早めに準備を進めるとスムーズです。

よくある質問

床暖房リフォームの費用はどのくらいですか?

6畳程度の1室で電気ヒーター式が約20万〜40万円程度、温水式が約40万〜70万円程度が目安です。温水式は熱源機・室外機に約20万〜50万円程度が別途かかります。

電気式と温水式はどちらがよいですか?

部分的に短時間使うなら電気ヒーター式、広い面積を長時間暖めるなら温水式が向いています。初期費用は電気式が抑えやすく、ランニングコストは使い方によって逆転することがあります。

床を張り替えずに設置できますか?

既存の床の上に施工する「上張り工法」であれば、床を剥がさずに設置できます。ただし床が数センチ上がるため、ドアの開閉や敷居との段差の確認が必要です。

マンションでも設置できますか?

設置できるケースが多いものの、管理規約による制限や、電気容量・ガス設備の条件があります。温水式は熱源機の設置場所も必要になるため、事前に管理組合と施工会社に確認してください。

床暖房リフォームで補助金は使えますか?

高効率給湯器と組み合わせる温水式などは、省エネ関連の補助制度の対象になる場合があります。制度の内容は年度ごとに変わるため、最新情報は各制度の公式サイトや自治体窓口でご確認ください。

まとめ

床暖房リフォームは、電気ヒーター式と温水式で仕組み・費用・向いている使い方が大きく異なります。部分的に短時間使うなら電気ヒーター式、広い面積を毎日長時間使うなら温水式が向く傾向があります。費用は方式・面積・床材・既存床の撤去・熱源機や配管工事で変動するため、初期費用とランニングコストを分けて比較することが大切です。あわせて床高さや段差、断熱、電気容量、将来の点検性なども現地調査で確認し、補助金や減税制度の活用も検討しましょう。

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