費用相場2026.06.19
給湯器が止まるのは、たいてい一番寒い時期の朝です。お湯の出が悪い、本体から変な音がする、そういえばもう15年以上使っている。こうしたサインを冬の前に見逃さないことが、慌てて割高な契約をしないための第一歩です。とはいえ、いざ交換となると費用の見当がつかず、エコキュートとガス給湯器の違いも分かりにくい。型番と設置年を控えて相場を見ておくだけで、故障の朝に取る行動が変わります。

給湯器と一口に言っても、熱源(ガス・電気)とタイプで本体価格も工事費もまるで違います。まず代表的な種類と費用相場から。ここで示す金額は、本体価格に標準的な交換工事費を含めた目安です。
| 種類 | 熱源 | 費用相場(工事費込み) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ガス給湯器(従来型) | ガス | 8万円〜20万円程度 | 設置スペースが小さく交換もしやすい |
| エコジョーズ(高効率ガス) | ガス | 15万円〜30万円程度 | 排熱を再利用しガス代を節約 |
| 電気温水器 | 電気 | 15万円〜40万円程度 | ヒーターで加熱、構造がシンプル |
| エコキュート | 電気 | 30万円〜60万円程度 | 空気の熱を利用し省エネ性が高い |
| 石油給湯器(灯油) | 灯油 | 15万円〜35万円程度 | 寒冷地で普及、パワーが強い |
ガス給湯器の中でも、追い焚き機能の有無と号数(お湯を出す能力)で価格は変わります。一般的な戸建てやファミリー向けの24号タイプは、20号タイプより本体価格がやや高くなります。
見積書の総額は、本体価格、標準工事費、撤去・処分費、追加工事費の四つの合計です。本体価格は機能やメーカーで幅があり、標準工事費には既存機器の取り外しと新規設置、配管の接続が含まれます。古い給湯器の運搬と廃棄が撤去・処分費。ここまでは、どの会社の見積書にもだいたい載っています。
差が出るのは追加工事費です。配管の延長、電源工事、基礎工事が要るかどうかは現地を見ないと分かりません。エコキュートはとくに、貯湯タンクを置く基礎工事と200Vの電源工事が別に要ることがあり、その分費用が上がります。見積書に「追加工事費」の行がないときは、含まれているのか発生しない前提なのかを聞いてください。

給湯器の交換は機器の入れ替えで終わる話ではなく、家全体のエネルギー計画に関わるリフォームでもあります。決めることは熱源、号数、設置場所の三つです。
今ガス給湯器を使っているなら、同じガスで交換するのが一番シンプルで費用も抑えられます。一方、「光熱費を下げたい」「オール電化にしたい」という希望があるなら、エコキュートへの切り替えを考える価値はあります。ただし熱源を変えると電気容量の見直しや配管工事が伴い、初期費用は上がります。ランニングコストと初期費用のバランスで判断してください。
ガス給湯器の「号数」は、一度に出せるお湯の量の目安です。家族の人数と暮らし方に合わせて選ぶと、快適さと無駄のない光熱費を両立できます。
| 号数・容量 | 目安の世帯 |
|---|---|
| 16号 | 単身・少人数世帯 |
| 20号 | 2〜3人世帯 |
| 24号 | 4人以上・同時使用が多い世帯 |
エコキュートの場合は、貯湯タンクの容量(370L・460Lなど)が目安になります。容量が小さいと「お湯切れ」を起こしやすいので、少し余裕を持って選ぶのが無難です。
ガス機器は排気の向きや設置スペースに規定があり、電気機器は電源容量や漏電対策が要ります。古い住宅ではとくに、今の設備が新しい機器に対応しているかを現地で確かめる必要があります。無理な設置は事故や故障のもとなので、資格を持った専門のリフォーム会社に見てもらってください。

給湯器はある日突然壊れます。「急いでいるから」と焦って契約すると、たいてい割高になります。逆に言えば、壊れる前に動けば安くできます。
給湯器は同じ型番でも会社によって価格が違うので、相見積もりが一番効きます。ただし総額だけ並べても意味がなく、本体価格と工事費を分けて見ないと、本体を安く見せて工事費で回収している見積もりを見抜けません。機種選びでは、今の暮らしに要らない機能にお金を払わないこと。追い焚きも自動湯はりも、使っていないなら次も要りません。
そして時期です。完全に壊れる前なら比べて選ぶ余裕がありますが、お湯が出なくなってからでは「今日来てくれる会社」で決めるしかなくなる。安さだけでなく保証年数とアフター対応まで比べられるのは、余裕があるうちだけです。
省エネ性能の高い給湯器(エコキュート、エコジョーズ、ハイブリッド給湯器など)への交換は、国や自治体の補助制度の対象になることがあります。省エネ設備の普及を目的にした支援制度が用意されているケースがあり、条件を満たせば数万円単位の補助を受けられる可能性があります。
ただし補助金は、対象機種・申請期間・予算枠が決まっていることが多く、年度で内容が変わります。制度の有無や金額、申請方法は自治体により異なるため、最新情報は各自治体の窓口や公式の案内でご確認ください。申請の手続きをリフォーム会社が代行してくれる場合もあるので、見積もりのときに相談してみてください。

交換当日にどんな流れで工事が進むのかを知っておくと安心です。一般的なガス給湯器の交換なら、工事は半日程度で終わることが多いです。
エコキュートや電気温水器は基礎工事や電源工事が加わるので、1日〜2日程度かかることもあります。
故障で急いでいるときでも、少なくとも1〜2社に当たると価格や対応の違いが見えてきます。慌てて決めないこと。それだけで失敗の大半は防げます。
ガス給湯器(従来型)で約8万円〜20万円程度、エコジョーズなどの高効率タイプで約15万円〜40万円程度が目安です。号数、設置場所、追い焚き機能の有無で変わります。
一般的に10年前後が交換の目安です。お湯の温度が安定しない、異音がする、点火に時間がかかるといった症状は交換のサインです。完全に壊れる前に検討しておくと慌てずに済みます。
同じ種類・同じ設置方式への交換なら、半日程度で終わることが多いです。その間はお湯が使えません。設置場所や機種の変更を伴う場合は、追加の工事が要ります。
排熱を再利用して効率を高める仕組みなので、ガスの使用量を減らす効果が期待できます。ただし初期費用が高く、ドレン排水の配管工事が要る場合もあるので、使用量と設置条件を踏まえて判断してください。
高効率給湯器の設置は、国の省エネ関連の補助制度で対象になりやすい工事の一つです。多くは登録事業者による施工と、着工前の手続きが条件です。最新の要件は各制度の公式サイトで確認してください。
まだ壊れていないなら、今のうちに今の給湯器の型番と設置年を控えて、見積もりを一度取っておいてください。費用はガス給湯器で8万円〜30万円程度、エコキュートで30万円〜60万円程度と種類で大きく違い、本体価格と工事費の内訳を確認して複数社を比べるのが基本です。省エネ性能の高い機種なら補助金が使える可能性もあります。故障してから探すのと、動いているうちに比べるのとでは、同じ機種でも払う金額が違います。今日、型番の写真を一枚撮っておく。それが一番安上がりな準備です。
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