費用相場2026.07.16
冬の朝、玄関に立つとひやりとする。廊下まで冷気が流れてきて、リビングのドアを閉めないと暖房が効かない。古い玄関ドアの家では毎年のようにある光景です。開け閉めが重くなった、鍵が心もとない、という声も重なります。玄関ドアの交換は、今ある枠を活かす『カバー工法』なら短い工期で済み、断熱性と防犯性を一度に引き上げられます。ここでは費用相場、カバー工法の仕組み、断熱と防犯で見るべき点、補助金、会社の選び方をまとめました。

玄関ドアの交換費用は、ドアの種類やグレード、工事の内容で大きく変わります。まず代表的な目安から。金額は一般的なレンジなので、正確なところは現地調査と相見積もりで詰めてください。
| ドアの種類・仕様 | 費用の目安 |
|---|---|
| 片開きドア(標準グレード) | 約20万円〜35万円程度 |
| 親子ドア・採光付き | 約30万円〜50万円程度 |
| 断熱グレードの高いドア | 約35万円〜60万円程度 |
| 引戸タイプ | 約30万円〜55万円程度 |
| 電気錠(スマートキー)付き | 上記+約5万円〜15万円程度 |
金額を動かす主な要因は次のとおりです。
玄関ドアは毎日何度も触る場所です。金額だけで決めると、開け閉めの重さや断熱の効きで後悔しやすい。暮らしにどう効くかまで含めて考えてください。

今の玄関ドアリフォームの主流が『カバー工法』です。既存のドア枠を残したまま、その上に新しい枠をかぶせて交換する方法です。
ただ、1日施工はあくまで代表的な目安です。現場の条件、戸数、補修の必要性、電気工事の有無で工期は変わります。マンションのように戸数が多い場合や、下地の傷みが大きい場合は日数が延びることもあります。

玄関ドアを替えると、断熱性、気密性、防犯性、採光、通風、操作性と、いろいろな性能が同時に変わります。ここでは関心の高い『断熱』と『防犯』に絞って見ていきます。
古い玄関ドアはアルミ製の単純な構造が多く、外気の影響をそのまま受けます。断熱性の高いドアに替えると、玄関まわりの冷え込みや結露が和らぎます。見るべき点は次のとおりです。
玄関は、家の中でも熱の出入りが大きい場所の一つです。ここを断熱すると、冷暖房の効きにも差が出ます。
防犯では、こじ開けやピッキングに強い仕様を選ぶことが肝心です。
どの性能も、仕様ごとに数値や等級が違います。カタログの性能表示を見たうえで、リフォーム会社に希望を伝えて仕様を絞ってください。
断熱性能を高める玄関ドアへの交換は、省エネリフォームとして国や自治体の補助金の対象になることがあります。代表的な考え方は次のとおりです。
| 区分 | 概要 |
|---|---|
| 国の省エネ関連の補助制度(全国共通) | 断熱性能の高い玄関ドアへの交換が、住宅の省エネ改修支援の対象となる場合があります。制度名・金額・期限は年度ごとに見直されるため、最新の要件確認が必要です |
| 自治体独自の補助制度 | 省エネ改修や住宅リフォームに対する補助を設けている自治体があります。内容・金額・対象は自治体ごとに大きく異なります |
補助金を使うときの注意点です。
補助金の内容は年度で変わります。金額や期限はあくまで例として見てください。制度は自治体により異なるため、最新情報は国の各制度の公式サイトや、お住まいの自治体の窓口で必ずご確認ください。

玄関ドアの交換は、施工の腕で仕上がりが変わる工事です。会社を選ぶときは次の点を見てください。
玄関ドアはメーカーや商品による性能差が大きいので、1社だけで決めず、複数社の見積もりを内容ごと比べてください。相見積もりを取ると、適正な価格と自宅に合う仕様がだんだん見えてきます。
片開きの標準グレードで約20万円〜35万円程度、断熱性の高いドアで約35万円〜60万円程度が目安です。親子ドアや引戸、電気錠付きなど仕様で変わります。現場の状況で付帯工事費が加わることもあるので、正確な金額は現地調査で確認してください。
カバー工法なら1日程度で終わる施工が代表的な目安です。ただし現場の条件、補修の必要性、電気工事の有無で工期は変わります。下地の傷みが大きい場合は日数が延びることもあります。
既存の枠の上に新しい枠を重ねるので、有効開口寸法がわずかに小さくなることがあります。大きな家具を入れる予定があるなら、事前に確認してください。防火地域では認定仕様のドアが必要になる場合もあります。
玄関ドアは共用部分にあたることが多く、管理規約の確認や管理組合への申請が必要です。交換できる範囲や仕様が決められていることもあるので、計画の早い段階で管理組合に確認してください。
断熱性能を高める交換なら、国の省エネ関連の補助制度や自治体独自の制度の対象になることがあります。多くは着工前の申請が条件です。制度の内容は年度ごとに変わるので、最新情報は各制度の公式サイトや自治体窓口で確認してください。
玄関ドアの交換は、カバー工法を使えば短い工期と少ない負担で、断熱・防犯・使い勝手をまとめて良くできる工事です。費用はグレード、形状、機能、現場条件で幅がありますが、毎日使う場所への投資として効果を実感しやすい部類に入ります。読み終えたらまず、今のドアの写真と開口の寸法を控えて、複数社に現地調査を頼んでください。補助金が使えるかどうかも、そのときに一緒に聞くのが早道です。
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