費用相場2026.08.12
「道路や隣家からの視線を隠したい」「10m設置すると総額はいくら?」——目隠しフェンスの費用は、長さだけでなく高さ、目隠し率、素材、柱間隔、基礎、既存ブロック塀の状態で変わります。この記事では素材別の費用相場、高さの決め方、風圧・境界・見積書の確認点を解説します。

次は高さ1.6〜2.0m前後の製品本体、柱、標準的な設置工事を含む概算です。商品グレード、基礎、敷地、撤去、地域で変わります。
| タイプ | 1m当たりの目安 | 10mの目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アルミ形材・ルーバー | 2.5万〜6万円程度 | 30万〜70万円程度 | 耐久性と目隠し・通風を両立 |
| 木調アルミ | 3.5万〜8万円程度 | 40万〜90万円程度 | 意匠性が高く手入れしやすい |
| 樹脂木・人工木 | 3万〜7万円程度 | 35万〜80万円程度 | 木の表情と耐候性を両立 |
| 天然木 | 2.5万〜7万円程度 | 30万〜80万円程度 | 質感がよいが定期塗装が必要 |
| 高尺スクリーン | 5万〜12万円程度 | 55万〜130万円程度 | 2m超など高い目隠しに対応 |
1m単価には端部、コーナー、扉、切り詰め、搬入、既存物撤去が十分反映されないことがあります。短い区間ほど端部材や基礎の固定費が占めるため、単価が高くなる傾向があります。
| 追加項目 | 費用の目安 | 必要になりやすい条件 |
|---|---|---|
| 既存フェンス撤去・処分 | 0.5万〜2万円/m程度 | 古い柱、基礎、植栽が干渉 |
| ブロック塀撤去 | 1万〜3万円/m程度 | 高い塀、鉄筋、搬出距離 |
| 独立基礎・掘削 | 1万〜4万円/カ所程度 | 高尺、硬い地盤、埋設物 |
| 多段柱・補強 | 製品仕様により加算 | 2m前後、高い目隠し率 |
| コア抜き・復旧 | 0.8万〜2.5万円/カ所程度 | 土間コンクリート上へ設置 |
| 門扉・コーナー | 5万〜25万円程度 | 出入口、折れ、段差がある |
地中に給排水管、ガス管、電線、浄化槽があると基礎位置を変更します。掘削前の図面確認と試掘、撤去後に追加費用が出る条件を書面で確認してください。

地面からの高さだけで決めると、室内では視線が隠れない場合があります。リビング床は道路より高いことがあり、相手の目線も歩行者、自転車、隣家の窓で異なります。
| 確認場所 | 見る位置 | 計画のポイント |
|---|---|---|
| 道路 | 歩行者・自転車の目線 | リビングや庭の必要範囲を隠す |
| 隣地 | 窓、玄関、駐車場 | 相手側の採光・圧迫感にも配慮 |
| 室内 | 座った目線・立った目線 | 床高と窓下端から逆算する |
| テラス | 椅子、物干し、作業位置 | くつろぐ範囲だけ重点的に隠す |
現地で仮の板やテープを高さ1.6m、1.8m、2.0mに合わせ、室内外から確認すると失敗を減らせます。全面を同じ高さにせず、視線が交差する部分だけ高くする方法は費用と圧迫感の軽減に有効です。
室内の日照、庭の風通し、エアコン室外機の排気、給湯器の離隔をふさがないようにします。防犯面では完全に閉じるより、敷地内に死角をつくらないことも重要です。

| 素材 | 耐久・手入れ | 意匠 | 選ぶときの注意 |
|---|---|---|---|
| アルミ形材 | さびにくく手入れが少ない | 直線的で色を合わせやすい | へこみ、表面温度、色差 |
| 木調アルミ | 基材はアルミで扱いやすい | 住宅や植栽に調和しやすい | 表裏の色、印刷柄、退色 |
| 樹脂木・人工木 | 腐りにくいが伸縮を考慮 | 木の質感を出しやすい | 熱変形、支柱、すき間 |
| 天然木 | 塗装・防腐処理が必要 | 自然な経年変化が魅力 | 反り、割れ、腐朽、交換性 |
| ポリカーボネート等 | 汚れと傷を定期清掃 | 光を通し圧迫感を抑える | 透け方、夜間、熱、風圧 |
サンプルは屋外の自然光で確認します。カタログ画像だけでは、木目の反復、裏面色、すき間、夜間に室内照明をつけたときの透け方を判断しにくいためです。

目隠し率が高く、高さのあるフェンスほど風を受ける面積が増えます。製品の耐風圧性能は、指定された柱間隔、基礎寸法、施工方法を守った場合の値です。現場判断で柱を減らしたり、基礎を小さくしたりしてはいけません。
LIXILやYKK APの製品情報では、製品ごとに耐風圧性能や施工条件が示されています。「耐風圧○m/s相当」という表示は製品単体の印象で判断せず、採用高さと柱間隔を含む仕様書で確認します。
既存のブロック塀へ柱を立てる場合は、塀の安全性と製品の施工条件を両方満たす必要があります。国土交通省の点検項目では、補強コンクリートブロック造の塀について高さ、厚さ、控え壁、基礎、傾き・ひび割れ、鉄筋などの確認が示されています。
| 確認項目 | 見るポイント | 問題がある場合 |
|---|---|---|
| 高さ・厚さ | 法令・製品条件へ適合するか | 減築、撤去、別基礎を検討 |
| 傾き・ひび割れ | 目視で変形や欠損がないか | 専門家の診断と改修 |
| 鉄筋・控え壁 | 図面・探査・構造を確認 | 安易に柱を追加しない |
| 基礎 | 根入れ、沈下、露出を確認 | 独立基礎で新設を比較 |
| 総高さ | 塀とフェンスの合計を確認 | 高さと工法を見直す |
既存塀の図面がなく安全性を確認できない場合、ブロック上へ載せるより、塀を低くして軽いフェンスへ替える方法や、敷地内に独立基礎を設ける方法も比較します。自治体によって危険ブロック塀の撤去・改修支援があるため、契約前に公式窓口へ確認してください。
法令や地域ルールは敷地ごとに異なります。高いスクリーン、擁壁上、道路沿い、角地では、採用製品を決める前に自治体の建築指導・都市計画窓口へ確認してください。
平面図だけでなく、高さと視線を示す断面図や立面図を付けてもらうと比較しやすくなります。見積もり全体の確認方法はリフォーム見積もり比較の7つのポイントもご覧ください。
高さ1.8m前後の目隠しフェンスを10m設置する場合、材料と標準工事で30万〜80万円程度が概算目安です。高尺、多段柱、独立基礎、既存塀撤去、狭小地では費用が増えます。
道路や隣地と敷地の高低差、室内床の高さ、見る側の位置から決めます。一般的には地盤から1.6〜2.0m前後を検討しますが、必要な範囲だけ高くし、採光・通風・圧迫感も確認します。
ブロック塀の高さ、厚さ、鉄筋、基礎、ひび割れ、傾きを確認し、採用製品の施工条件へ適合する場合に限られます。安全性が不明な塀へ安易に追加せず、独立基礎や塀の改修も比較します。
目隠し率が高い面材ほど風圧を受けやすい傾向があります。製品の耐風圧性能、柱間隔、基礎寸法、高さを確認し、地域の風条件に合う仕様で施工します。
境界標と所有関係を確認し、自分の敷地内へ基礎・柱・面材を納めるのが基本です。地区計画、建築協定、管理規約などの制限もあるため、着工前に自治体や管理者へ確認します。
目隠しフェンスは、長さと商品価格だけでなく、必要な高さ、目隠し率、風圧、柱・基礎、既存塀、境界条件を一体で計画します。隠したい視線を現地で確認し、耐風圧仕様と基礎寸法が分かる見積書を複数社で比較してください。
リフォームプラザでは、目隠しフェンスや外構工事に対応した地域の施工会社へ無料で一括見積もりを依頼できます。高さや基礎を含めて比較したい方は、お気軽にご相談ください。